ITシステムのUIは中身より重要なのかも
コンピュータが行う処理はデータの入力と出力
先日というかちょっと前にかっぱ寿司で食事を取りました。
以前から注文する為のタッチパネルが席には用意されており、回ってない寿司などはタッチパネルから注文するようになっていました。空いている時間帯はほとんど回っていませんので、もっぱらタッチパネルから注文をして特急レーンで運ばれてくる品を童心を忘れずワクワクしながら待つのです。
そのタッチパネルがリニューアルされていました。
とてもレスポンスが良くサクサクと動くタッチパネルになっていました。*1
とても快適でした。
ITシステムというのは入力されたデータを加工して出力することしかできないのですが(他の例があれば教えて頂きたい)データ入力部分(この場合タッチパネル)が変わっただけでとても好印象になります。その後のデータ加工部分の工程は変わったのかどうかは解りませんが、その部分はデータ入力部を担当するお客さんに取ってはどうでも良いこと。データ入力部さえ快適であれば好印象・高評価になるのではないでしょうか。
しかしかっぱ寿司残念な部分もあったよ
しかしこのかっぱ寿司タッチパネル、ちょっと配慮が足りていないUIでした。
注文画面など殆どの画面には「店員呼び出し」のボタンが付いていましたが付いていない画面があるのです。想定していなかったから付けなかったのだと思いますが想定外は起こります。システムチェックの為にかっぱ寿司に行った訳ではないので軽くサーっとチェックしただけなのですがトップ画面(恐らく誰も席に着いていない状態か何も注文していない状態の画面)と特急レーンの特急返却の画面には店員呼び出しは付いていませんでした。
じつは隣(3つくらい離れた席)の方が特急の返却を押しても特急が戻ってくれず困って居たのでした。特急が脱線したのか(?)壊れたのか戻ってくれないのです。
が、この画面、店員呼び出しがない。
結局その方は近くに寄ってきていた店員に「すみませーん」と声を掛けて見てもらっていました。大きな声を出して店員を呼ばなくても良いシステムの為の店員呼び出しボタンだと思うのですが、結局それをやらなければならなくなっていました。
想定外もある程度は考えないととんでもないことに
令和になって自然災害が多くなったような気がしますが、その度に良く聞く想定外ですが、想定外というよりは想定がかっぱ寿司に限らず日本全体が想定が甘くなっているのではないでしょうかね?
かっぱ寿司に関しては全画面に店員呼び出しボタンを付けていれば全く問題なかった事だと思いますが、店員さんを呼びたい場面はいつでもあると言う当然な事象をシステム化によって忘れてしまったのでしょうか。
おそらく自然災害等における想定外のいくつかは同様な物の気がします。
*1:もしかしてタッチパネルが旧型は感圧式で新型は静電式に変わりましたでしょうか?