どんとこい5G通信
5Gとは?
5GのGは、GenerationのG。簡単に言うと携帯電話などのモバイル通信において5世代目の通信方式と言うことになります。今回は5Gにより「こうなれば良いな。」と言う点と「これはどうなるんだろう?」と言う点を挙げて5Gへの期待を挙げて行こうと思います。
5Gでなにが変わるのか?
とにかく回線速度が速く低遅延の通信が可能になります。詳しくはめんどくさいのでこれを読んで下さい。
で、回線が速くなると何が変わるのかと言うとNTTのフレッツ光などの光回線より無線の5G回線が光回線などの公衆回線や、構内で用いられるLANより回線速度が上回ってしまうと言うことです。
NTTは1Gbpsのサービスをしていますが、NTT以外でも10Gbpsのサービスを提供している業者があるようです。しかし5Gではその10Gbpsを超える通信速度が実現されます。まあどちらもベストエフォートの値だと思いますがとりあえずはそういうことになります。
だったらこうなるんじゃないの?
これはFacebookにも書いた記事なのですが、5Gで「こうなるんじゃないか。」または「こうなって欲しい。」という希望を挙げて行きたいと思います。
個人や家庭・オフィスでストレージっていらなくない?
先日、ソニーのNASでもありテレビレコーダーであるnasneの製造終了が発表されました。後継機の予定もないそうです。
nasneはそれ用のアプリであるTorneと合わせるとレコーダー専用機より優れたインターフェースでとても使いやすいのです。Blu-rayに保存するのは録画専用機の方が良いかも知れませんがHDDに録画してタイムシフト的に録画番組を見るには最強だと思っています。売れていないという事もないと思うのですが。
そこでなぜ止めたのか妄想して見ました。
もうNASっていらなくね?
nasne終了の報道前にソニーはマイクロソフトとクラウドに関する提携を行っています。
この提携、もっぱらGoogleのクラウドゲーミングサービスStadiaに対抗するための提携の様に他の記事でも報じられていますが、ソニーのゲーム部門である SIEはマイクロソフトと提携することを知らされてなかったそうです。
そんな事ってある?
これは思うに提携はクラウドゲーミングだけに留まらないのだろうと思うのです。5Gが実現されればnasneの持つ機能のNAS機能はLANで繋ぐよりクラウドに繋いだ方が快適になりませんか?
ちなみに我が家はNTTは下り200Mの光回線でLANは100BASEです。他の方でもLANはせいぜい1000BASEじゃないですか?オフィスでも1000BASEが多いと思っています。
とするとLANの中に共有ファイルサーバとして置かれるNASっていらなくなると思います。
京アニ放火事件では原画サーバは無事だったようですがクラウドで保存するようにしていればもっと安全に管理出来たのではないかと思います。
京アニ放火 サーバーの原画データ、欠損なく回収 - ITmedia NEWS
もう、そういうデータの保全性の為にもLANの共有サーバに保存するよりクラウドに保存する方が安全なのだと思います。
で、話を戻しますがnasneはローカルに録画データを置くのではなくクラウドに録画データを置くようになるのかなと思ったのですが…
クラウドに置くなら全員がクラウドにアップロードする必要ないよね?
nasneはテレビレコーダでもあるわけですが録画しようとした番組が他のユーザが既に録画してアップロードされていればそれ以降のユーザは先にアップロードしたユーザの画像を見れば良いわけでアップロードする必要がなくなります。
もっと極端に言えばクラウド側はいわゆる全録状態であればユーザは録画もアップロードもする必要もなくなり番組を共有して視聴可能になりますね。これはクラウドサーバはストレージを激しく消費することになると思いますが同じ番組を複数の人がローカルで保存するよりは世界レベルでみるとストレージを節約する事になります。
ソニーは次期nasneというかTorneだけで済むと思いますがそういう仕様でサービス継続しませんか?
まあどこかの利権を持った団体が騒いで日本は不便を強いられる可能性が高いと思いますが…
やっぱりローカルのストレージいらないよね。
次期nasneの妄想はともかく、やはりローカルではネットワークから起動するための最低限のシステムが入ったストレージだけで良く、あとのストレージは全てクラウドで良いと思うのです。
PCにしてもMacは解りませんがWindowsならWindowsServerにリモートでログインしてローカルで動かしているかのようにWindowsを使う事が出来ますよね。(もともとUnixベースのOSであるMacも出来るのだろうと思いますが)
WIndowsServerが嫌ならSATAインターフェースで見えるストレージが実はクラウドに繋がっているとか、USBメモリの中身がクラウドに繋がっているとかそういうの開発すれば良いのだと思います。
など。
これまでストレージとして使われていたインターフェースでクラウドに繋がるような機器を開発してしまえばあっという間に家庭やオフィスからストレージをなくす事が出来ると思います。もしそういう形の機器が実用新案取られてないのなら日本の企業が早く取って欲しい。素人ながらそんなに難しい開発では無いように思います。
日本企業がんばれ!
LANってどうするん?
次に5Gが実現することによりどうなるのか気になっている点を挙げていきたいと思います。
まずはLANですね。
1000BASEや10GBASEのEthernetで繋がっているLANよりWANの5G回線の方が回線速度が同等かそれ以上の速度を持ってしまいます。
これまでのLANはデータのアクセス制限の為、またはLANではWANより高速通信を実現する為だった様に思います。
これが5G回線が実現すると高速通信の為に紐でLANに繋がる必要はなくなります。共有サーバもクラウドに置くことになりますし。
ではデータのアクセス制限などセキュリティに関してどうなのかと言うことになりますが、LANではGatewayに設置されたファイヤーウォールでLAN内部への攻撃が防げていたと言うのはあると思います。
しかし、LAN内にサーバが無ければ何を防御するのでしょうかね。
どうせファイヤーウォールがあってもアホな人がメールに添付された謎ファイルを実行してLAN内にウィルスばらまく事例の方が多いのではないのですか?
なのでLANはいらないと思います。IPメッセンジャーの様なアプリが使えなくなるかも知れませんが今はもっと別なチャット方法もあるでしょ。
ただ各機器毎に5GのSIMを付けて契約しなければならないというなら、それはコストが掛かりすぎになると思いますので、ルータが5Gに繋がるようになりLANはそれにぶら下がる事になるのでしょう。
はよ5G時代来て。
ドコモは5Gは定額制にすると公表しています。定額制でも通信制限を設けるのかなどは解りませんが通信制限なんてつけたら「別に5Gいらなくね?」と一気に魅力が落ちてしまいます。というかかなり萎えます…
5Gは緩やかに普及させて行くそうなので本当の5Gの実力を体感出来るのはまだ何年か後の話になるようですが、「革命が来た!」と思わせるような内容であって欲しいと思います。
妄想を挙げましたが間違いやもっと楽しい妄想があればコメントして頂けると嬉しいです。