YMOウィンターライブがリマスタされ発売されます
既にだいぶ前に発表されていますが、「WINTER LIVE 1981」が画像・音が共にリマスタされ2020年2月5日にBlu-rayで発売されます。
リマスタでどの程度良くなるのか?
WINTER LIVEはもともと収録予定のなかったそうでが、ステージデザインをした奥村靫正氏がADC賞を受賞した事もあり急遽収録することになり収録の為の準備時間がなかったそうで、元々映像はともかく音も良い状態とは言えない状態で発売されていました。
それが映像のHDアップコンバート、一部の曲もオリジナルテープからのアップコンバートがされていると言うことでとても気になりますね。
そんななかsonymusicが「CUE」のショートバージョンを公開しました。
どうでしょうか?
映像の方は完全に綺麗になっていますね。
音の方も軽めなのでちょっと解りづらいですが私は良くなっているように思えます。
こんな事が出来るのなら…
今回の「WINTER LIVE 1981」が好評ならYMOの過去作品でHD化出来る作品がまだまだあると思います。今後を期待したい作品を挙げてみます。
YMO伝説
YMO伝説はNHKが収録したYMOの散開コンサートの模様をVHS、LD、後にDVDで発売された商品です。恐らくですが当時、NHKはアナログによるハイビジョン(museという高価なデコーダーとBSチューナーが必要でした)を普及させようとしていたのでHD収録していたのではないかと思うのです。リマスタではなくアナログからデジタルへの変換でHD商品化できるのではないかと思っています。
ググってみたところDVDも手に入りづらい状態であるようです。この際HD化して再発売して頂きたい。
テクノドンライブ(Technodon Live 1993 Tokyo Dome)
これはYMOが再生(再結成)した1993年に行われた東京ドームで行われた公演を収めた商品です。これもNHKのBSで放送された事もあり、時代的にもHDで収録されていてもおかしくなく、HDで収録したマスターがあるのではないかと思っています。発売当初は凝ったVHSのパッケージとLDが発売されましたが、後にDVDで発売されています。これもHD化発売できるのではないでしょうかね…。
プロパガンダ(PROPAGANDA)
これはYMO散開記念の映画ですね。劇団黒テントの佐藤信氏が監督を務めました。YMOの散開ライブの映像とミュージックビデオ風な映像からなる作品でYMOが終わりに向かっている様子を表現した作品だと理解しています(受け取り方は人それぞれだと思いますが)。
この作品、映像はフィルムで撮影された物なのでその味を残すと言う意味でそのままでも構わないと思いますが、音がとても残念なのです。この作品用に作られたM16はなんとか救い出されていますが、他の曲が救われていませんorz。
散開ライブなので曲に関しては「YMO伝説」や「アフターサーヴィス」に収められた曲と同じなのですが、それらは武道館公演を収録した物で「PROPAGANDA」は別会場で収録した曲があり、それはアドリブやドラムのフィルインが武道館公演のものとは違っています。YMOマニアならその違いも楽しみたいところ。この作品、VHS→LD→DVDと発売されていますが音が良くなったことは一度もありません。LDはデジタル音声のトラックは使用されていませんでした…。
マスタ音源がフィルムにしかないのではないかという気もしますが「WINTER LIVE 1981」も似たような状況に合ったと思います。なんとか高音質にして頂きたい。
ちなみに超余談ですがこのプロパガンダの導入部分、ニコニコ大会議のOP映像でパロディ化されています。
当時、ニコニコ大会議のステージに登壇した夏野剛氏とひろゆき氏は、なぜ軍服の様な衣装なのか解らなかった様でしたのでYMOのパロディとは気付いていないと思われます。
余談でした。
HDリマスタするならちょうど良いタイミングなのでは?
今回の「WINTER LIVE 1981」HDリマスタ発売によりHDリマスタ製品の評価が上がるのではないかと思うのです。とすると他の過去映像作品をHDで見たいという需要も出てくると思いますしYMOの再評価にも繋がると思うのです。
YMO40はsonymusicが主導で頑張っているようなので東芝から発売された「テクノドンライブ」については難しいかもしれませんがぜひともこの機会にHDリマスタ化を望みます。映像はNHKにあるはず…
sonymusic頑張って!超頑張って!